こんにちは。
Color Space PRISM ようこです。
「お母さんが、学校のことをいろいろ聞いてくるのがイヤ!」
「お母さんが、学校の話を何も聞いてくれないのがイヤ!」
新聞記事のお話。
電話相談に寄せられた女子中学生からの相談です。
一見すると、矛盾しているように見える発言です。
でも、電話に出た相談員の方は、じっくり話を聞いていくうちに、彼女の本当の気持ちに気付いたのです。
「あなたは 『お母さんが聞きたい話』 ばかり聞かれるのがイヤで
あなたが 『お母さんに聞いてほしい話』 を聞いてほしかったんだね。」
そう伝えると、
「そうそう!それそれ!」
と弾んだ声に。
そして「スッキリした、ありがとう。」
と、電話を切ったそうです。
あ~、分かる。
彼女の気持ち。
聞かれたくない時って、あるある。
聞いてほしい時に、聞いてもらえないってことも。
振り返ると(笑)、たくさんあったなぁ。
そして、お母さんの気持ちも分かる。
ついつい、自分の聞きたいことばかり聞こうとしてしまう。
大人になるにつれ、増えていく気がします。
親子関係に限らず、ですよね。
相手のことを知りたいと思う気持ちから、ついそうしてしまうと思います。
最近、あまり話をしてくれないなぁ・・・なんて思うとなおさら、自分からあれこれ聞いてしまいませんか?
以前、私にも同じようなことがありました。
そこで考えました。
私が聞いていたことを聞かれて嬉しいの?
次から次へと、あれこれ質問攻めのようにしてしまったら?
もし、自分がされたら嬉しいの?
だから、私は、思い切って、聞くのをやめてみました。
私が黙っていると、そのうち相手が少しずつ話してくれる。
相手が話したいことを、話してくれる。
その話をしっかりと聞く。
もし、そんなことを聞きたいんじゃないよっ!と、思ったとしても、それは心の中にしまっておく。
相手が話してくれることに耳を傾ける。
そうするとね。
私が聞こうとしていたことなんかよりも、もっともっと相手を知ることが出来る話をしてくれます。
それがわかった時、聞くとはこういうことか、と腑に落ちたのです。
そして、これを積み重ねていくと。
「私が聞きたい話」が、「私に聞いてほしい話」に
なったりするんだろうなぁ~と思うのです。
そして、なんだかワクワクするのです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます