目立たせる?目立たせない?~色のはたらき~

こんにちは。

Color Space PRISM  田鎖陽子です。

どこかに出かけたくなる季節になりましたね。

 

今回は、私たちの身近な所にある物の「色のはたらき」についてみていきます。

例えば、見慣れている「赤いポスト」。

どうして「赤い色」をしているのでしょうか?

「赤」は、人の目を引き付ける色、つまり目立つ色なので、遠くからでも見つけやすい色だからです。

 

初期のポストは木でつくられた「黒」のポストでした。

まだ街灯などが整備されていなかったため、「黒」では、夜間に見つけにくくなってしまいました。

そのため、「赤」に変わったそうです。

 

 

例外もあります。

こちらの「グレー」のポスト。目立ちませんね。

この辺り一帯はグレー系の色使いで統一されています。

その街の景観を守る、街全体の雰囲気を損なわないように選ばれた色です。

ちなみにこちらは、六本木ヒルズ近くに設置されているものです。

 

色の使い方はさまざまです。

目的に合わせた色が選ばれています。

ちょっと意識を向けてみると、身近なところで新しい発見があるかもしれません。

 

 

ちなみに、グレーのポストを「遠くからだと、ごみ箱と間違えそう」と言った学生がいました。

たしかに!

グレーのごみ箱って多いですね。

私たちは「その物らしい色」をちゃんと感じ取っているんですよね。

 

最後まで読んで下さりありがとうございます

色名 (しきめい)とは、色の名前です

色名

こんにちは。

Color Space PRISM 田鎖陽子です。

 

色名 「しきめい」と読みます。

色の名前のことです。

 

それぞれの色には、名前がついています。

色を伝えるための、言葉を使う方法として使われてきました。

 

私たちが普段使っている「白」「黒」「赤」などは分かりやすいです。

基本色名といわれます。

 

他にも「うすい緑」や「くすんだ緑」といった色名も使います。

同じ緑でも、どんな緑なのかという、色の違いを伝えられます。

系統色名といわれます。

 

それから、「空色」「桜色」「栗色」「藍色」(和名)、「レモンイエロー」「セピア」(洋名)、物の名前などからとられた名前も、たくさんあります。

桜色と言われれば淡いピンクだと連想できますので、お互いにイメージを共有できますね。

慣用色名といわれます。

 

 

先日、カラーコーディネーター検定試験認定講師の更新講座が東京塗料会館で行われました。

 

その建物の壁は各階ごと、エリアごとに違う色が使われていました。

そして、壁の色の色名が添えられていたのです。

これはめったにない!

さすが塗料会館だわ!

一人でウキウキして写真を撮ってしまいました~(^^)

 

赤白つるばみ

あかしろつるばみ(赤白つるばみ)

 

青墨

あおずみ(青墨)

 

緑杉

ろくそう(緑衫)

 

鈍色

にびいろ(鈍色)

 

(写真なので、正確な色ではないことを了承ください)

 

 

日本にはさまざまな色の名前があることを知ると、色を見る楽しみが増えると思います。

 

最後まで読んで下さりありがとうございます

 

色の組み合わせ方のルール~ 面積比 について~

面積比

こんにちは。

Color Space PRISM 田鎖陽子です。

 

「色の組み合わせ方」をシリーズでお伝えしています。

 

前回までの「色の組み合わせ方」全体をおさらいすると、

1.色相(色み)を基準に考える。

2.トーン(イメージ)を基準に考える。

 

そして、組み合わせ方の方向性は、

①似ている色、または似ているトーンどうしの組み合わせ

②異なる色、または異なるトーンどうしの組み合わせ

となります。

 

 

今回は、「色の面積について」です。

バランスよく組み合わせるコツをお伝えしようと思います。

 

色を組み合わせる時に、面積のことを考えますか?

そこまで考えることは少ないかもしれません。

 

以前、ベージュのワンピースに黒のカーディガンを組み合わせていた知人が、何かしっくりこないと、私に言いました。

その方の雰囲気からすると、カーディガンの黒の面積が多く強すぎると、私は感じました。

そこで、着方をちょっと変えて、前から見えるカーディガンの面積を減らしました。

そうすると、雰囲気がぐっと良くなりました。

「これならイイ!ありがとう、さすが!」と、その知人は笑顔になっていました。

 

そう、色の面積によって雰囲気は変わるのです。

 

基本の考え方は、「70:25:5」 です。

 

全体を100として、面積の大きい色を約70%とします。

ベースと呼ばれ、この色でイメージの方向性が決まります。

洋服なら、ⒶスーツやⒷロング丈のトップスなどですね。

 

次に面積の大きい色は、アソートカラーと言い、約25%です。

ⒶシャツやⒷスカートなどがこれに当たります。

 

最後に、約5%と面積の少ない色がアクセントカラーです。

面積は少ないですが、最も目を引く色を使います。

ⒶネクタイやスカーフⒷネックレスなどです。

全体の仕上げの色といえますね。

 

Ⓐ:スーツ、シャツ、ネクタイやスカーフ

Ⓑ:ロング丈のトップス、スカート、ネックレス

それぞれのパターンでイメージしてみて下さい。

 

色のバランスが整っていると、全体のイメージも整って見えます。

簡単に覚えるには、「70:25:5」→「大・中・小」と置き換えてみて下さい。

 

続けていくことが必要ですが、色が難しいものではなくなります。

そして、自分の思うように扱えるようになっていきます。

そうなったら嬉しいと思いませんか?

 

最後まで読んで下さりありがとうございます