こんにちは。
Color Space PRISM 田鎖陽子です。
どこかに出かけたくなる季節になりましたね。
今回は、私たちの身近な所にある物の「色のはたらき」についてみていきます。
例えば、見慣れている「赤いポスト」。
どうして「赤い色」をしているのでしょうか?
「赤」は、人の目を引き付ける色、つまり目立つ色なので、遠くからでも見つけやすい色だからです。
初期のポストは木でつくられた「黒」のポストでした。
まだ街灯などが整備されていなかったため、「黒」では、夜間に見つけにくくなってしまいました。
そのため、「赤」に変わったそうです。
例外もあります。
こちらの「グレー」のポスト。目立ちませんね。
この辺り一帯はグレー系の色使いで統一されています。
その街の景観を守る、街全体の雰囲気を損なわないように選ばれた色です。
ちなみにこちらは、六本木ヒルズ近くに設置されているものです。
色の使い方はさまざまです。
目的に合わせた色が選ばれています。
ちょっと意識を向けてみると、身近なところで新しい発見があるかもしれません。
ちなみに、グレーのポストを「遠くからだと、ごみ箱と間違えそう」と言った学生がいました。
たしかに!
グレーのごみ箱って多いですね。
私たちは「その物らしい色」をちゃんと感じ取っているんですよね。
最後まで読んで下さりありがとうございます